深夜0:00山小屋スタッフの方が起こしてくれて起床です。
0:30出発なので30分で支度をします。
30分あれば十分余裕があるかと思いきや、これが意外と慌ただしい。
真っ先にトイレに行ったのですが、なんと帰りに自分の寝床がわからなくなってしまいました。
同じような寝室の並ぶ迷いやすい造りと言えなくもなかったのですが、あまりの方向音痴さに嫌気がさします。
スタッフの方に教えてもらってようやく戻り、着替えと荷物整理。
前夜のうちにある程度まとめておいたはずなのに、何故かもたつきます。
そして最後は懐中電灯でしっかり忘れ物のチェックが大事です。
なぜなら「忘れ物は届けませんのでまた登って取りに来てくださいね」
by山小屋スタッフ。という事なのです。
同じグループに「カメラを忘れたかも…。」という方がいたのですが、ガイドさんから「諦めて!」と言われていました。
勘違いでどこかに入っていれば良いですが、結局見つかったのか…。
前向きに考えれば、忘れ物を取りに行くという理由が再度富士登山にチャレンジするきっかけになって良いのかもしれませんが(^^ゞ
出発前にはガイドさんから体調不良はないか、登って下山する体力はありそうかなどの最終意志確認を受けます。
幸いにもグループ内の全員が山頂を目指す選択でした。
天気も良く美しい星空の中、夜間登山がスタートしました。
岩場や狭い登山道などの険しい道を乗り超え、無事に山頂到着!!
あっという間に着いたみたいな書き方になってしまいました(^_^;)
山小屋から山頂まで約3時間、決して楽ではありませんでしたが、着いてしまうとあっという間だったのは事実です。
岩場で足をどう置くか、手をどこに着くか、そんな初めての険しい道の攻略に気をとられているといつの間にかついてしまったという感じです。
勿論ガイドさんの素晴らしい引率のおかげというのもあります。
山頂到着後はまず山小屋にて温かい飲み物で体を温め、弁当を食べます。
ここで自分の名前の入った「登頂証明書」が配られました。
下山開始まで少し自由時間があり、参拝やトイレを済ませます。
この間に山頂の「久須志神社」で御朱印をいただきました。
御朱印は山頂価格で高めの1000円です。
富士山頂上の文字が山頂登頂の証です。
この日の山頂の天気はやや曇り気味。
山頂で待っていてもご来光は見れないかもしれず、下山しながら天気の回復を待ちましょう、とのガイドさんの判断でした。
そして下山中にそろそろご来光の時間がやって来ました。
真っ黒な雲の下に太陽が出番を待って控えています。
黒、紺、水色、オレンジのグラデーションが美しい。
まだ姿は見えないのに、白んでいく空に太陽を感じられます。
クジラの形に見える大きな雲がなんだか可愛い。
そしてそして、ご来光やったー!
太陽さん、こんにちは。
さっきまで暗かった空が太陽の登場で瞬く間に明るくなります。
太陽の偉大さを感じることができました。

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