2016年2月14(日)、秩父の武甲山で雪山デビューを果たしました。
今シーズンは雪山へ行くぞ、と思いつつ中々時間がとれずやっと決めた日。
実はちょっと尻込みする気持ちもありました。
前日の土曜日が夜勤明けで睡眠が不規則でした。
朝9時から夕方4時までの7時間+夜8時から11時までの3時間。
もう少し寝ておいた方が良い気がしたのですが、11時に目覚めた時点で目が冴えてしまいました。
天気もやや心配でした。予報では雨のち曇り。
週間天気では1日雨の予報でしたが、午前8~9時には晴れに変わりました。
確かに夜中に降り始めた雨は、徐々に弱まっているようではあります。
う~ん、本当に晴れるのか、このまま起きていて体力は持つだろうか…。
「案ずるより産むが易し」
悪天候や悪路であれば行けるところまで行って引き返すと決め、朝5時出発です。
池袋から乗った西武線は、朝まで飲んで帰る人たちが多いようです。
いささかお酒の匂いも漂う社内で、ハイキングの恰好の乗客は私一人。
小手指止まりの電車は酔っぱらって寝込んだとみられる数名の乗客が駅員に起こされていました。
飯能からはボックス席を独り占め。
だんだん自然が豊かになっていく車窓を眺めてのんびりです。
あまり雪が残っていないようだと別の心配をしていると、吾野辺りから徐々に残雪が目立ってきました。
7時15分頃、横瀬駅に到着。曇っていますが、雨は止んだ模様です。
駅の左側に見えるはずの武甲山は霧で隠れていますが仕方ありません。
西武鉄道とコラボ中らしく、駅前にキティちゃんの看板がありました。
HELLOW秩父!冬のかわいい旅
ここから登山口までは徒歩で約2時間。
以前はイベント登山でバス送迎でしたが、今回は自分の足で歩きます。
西武線ホームページのハイキングマップを参考にしました。
秩父の名峰・武甲山山頂への道
ビューポイント解説や注意事項なども明記され大変役立ちます。
一人でツアーやイベント登山に参加したことはありますが、全くの一人での登山は初めてです。
慎重に地図を見て、道迷いは避けるよう気をつけます。
まずは線路沿いを池袋方面へ戻るように歩いていきます。
数分歩くとかわいい小鳥の案内板がありました。
カワセミという横瀬町のシンボル的な鳥のようです。
この案内板は道中にたくさんあって、道が合っていると安心できて有り難かったです。
三菱マテリアルの大きな敷地を過ぎると武甲山の絶景スポット。
所々に霧がかかっているものの、これはこれで神秘的で美しい。
残雪の雰囲気も良い感じです。
すぐ近くの延命地蔵尊に参拝。
少し遠回りになりますが、御嶽神社里宮へ寄ることにします。
カワセミ案内板の札所8番方面になります。
御嶽神社里宮は歴史を感じる佇まいです。
鳥居をくぐりますと、敷地内の奥に人家があります。
神主さんなどはこちらにお住まいなのでしょうか。
ご朱印をもらいたかったのですが、人気がなくシーンとしています。
時刻は8時。少々早すぎたのかもしれません。
登山の無事を祈願し、神社を後にします。
トリップアドバイザー「武甲山」の口コミ